Connecting the Dots

アメリカの公衆衛生大学院留学に関するブログです。

Assignmentの話 ~長めのPaper①~

公衆衛生大学院(SPH)に限った話ではないと思うが、大学院ではたくさんのassignment(宿題)やquiz(小テスト)、exam(試験)がある。学期末の試験(Final)は通常のExam(50%)かPaper(35%)、Presentation(15%)のどれかで評価されることが多い。ちなみにそれぞれの頻度についての()内の%は私の印象で、Departmentや大学によっても異なってくると思うので信用しないで下さい…。

 

このうちPaperは大凡だが12 pointで1 inch margin、reference(参考文献)は別でWord10枚というように、文字の大きさなどが指定され、大体だが長さは3-10枚くらいの課題が多い。ただ、double spaceであることが多いので、行間を開けずに書くと5枚分になる。

 

『10枚の英文のレポート、、どうやって書くのだ?!』

 

最初はそう思った。なので、Finalに8〜10枚程度のpaperを課している授業は、(特に最初の頃は)もしもElective(選択コース)だとちょっと躊躇ってしまっていた。

 

留学前、英文を日頃から書く作業に慣れていない人は、TOEFL/IELTS、GREのwritingが最長に近いという人もいるだろう。そんな状態で留学するのはやめておこう…と思ってしまう人もいるかもしれないが、私はこれまで度々書かせていただいたように志望動機がしっかりしていて留学する準備ができている人はそれでもチャレンジしてほしいと思っている。

 

長いPaperの課題をどうやって書くことができるようになるのか。

実は、大体どのPaperも、特に長めの課題は書くべき内容をはっきりと明示してくれることが多い。

 

例えばEvidence synthesis(ある話題についてのエビデンスをまとめる課題)なら、

1. Introduction, Problem of interest(何について調べるか、問題の重要性は?)

2. Methodology(どうやってエビデンスを集めたか、どんなdatabaseや検索ワードを使用したか)

3. Agreement(複数の文献が同様の主張をしている点)

4. Disagreement(文献同士が互いに相反する主張をしている点)

5. Gaps(Introで挙げた話題・問題点について、まだ分かっていないこと)

6. Summary

といった具合に(*これは一例に過ぎません)。

 

与えられたそれぞれの内容について、ざっくりとだが1~2枚ずつ書いていくと10枚くらいになる。最初から10枚と考えると気が遠くなりそうだが、1,2枚なら何とかがんばれそう。

 

始めは本当に大変なのだが、大変なのは実は日本人だけでなく皆それなりに(おそらく)苦労していて、少しずつ慣れてくる。また、特に入学して間もない頃は教官やTeaching Assistantがサポートしてくれた。そうすると、段々枚数よりも内容が問題になってくる(当然といえば当然かもしれないが)。