Connecting the Dots

アメリカの公衆衛生大学院留学に関するブログです。

専攻について1

公衆衛生大学院には、どの大学にもいくつかのDepartmentがある。細かい部分は大学によって異なる部分もあるが、大まかにはEpidemiology、Biostatistics、Environmental Health、Social and behavioral science、Health policy and management、Global health、Population healthなどの専攻がある。(全て調べたわけではないが、おそらく)どの大学のMPHプログラムにも必修と選択のコースがある。必修では各departmentで決められたコースを1つないし複数受講し、それ以外の時間帯に自分が学びたい分野から選択コースを選んでいくという構成だ。

MPHプログラムを提供している大学には、出願時にdepartmentを決めた上で出願する大学と、"Schoolwide"といって専攻が決められていない状態で入学し、入学してから自分の専攻を決めていく大学がある。このうち、(大学によって多少違いはあると思われるが)前者の場合は必修のコースがある程度決まっている(例:自分の専攻以外のdepartmentのコース1つずつ+自分の専攻のコースいくつか)。後者は各departmentの1(ないし2,3)コースずつの必修のみ決まっていて、選択は自由に選ぶことができる。アメリカのMPHについて私が出願前に調べたときは、前者の大学が多かった。

自分が学びたい分野が明確に決まっていて、かつ入学後も変わらない可能性が高そうという自信があれば、上記のことはあまり気にせず行きたい大学に出願すればよいだろう。ただ、EpiとBiostatは学びたいけど、Behavioral scienceにも強い関心があるというような方もたくさんおられるだろう。こういう場合は、Schoolwideの大学への出願も考慮したほうがよいかもしれない。ただし、専攻を決めて入学したとしても、入学後は自分の(入学時の)専攻とは異なる分野の選択コースを集中して受講することもできると思うので、(程度の差はあれ自由度は下がると思われるが)強くこだわらなくてもよいかもしれない。ちなみに、これも全て調べたわけではないので例外があるかもしれないが、1つの大学の複数のdepartmentに同時に出願することはできて、入学審査はおそらくdepartment毎に個別に行われている。Personal Statementは出願する専攻に合わせて書く必要がある。